小生は、孫と同居するいわゆる二世帯住宅に暮らす者です。これまでの人生経験が少しでも皆様のお役に立てばと思いこのような記事を書いた次第です。さて小生は、幸運にも三人の子宝に恵まれましたが、専業主婦の女房と子供三人を養い、なんとかやっておりましたが、決して金銭的に余裕があったわけではございません。むしろ家計は常に苦しい状況でした。ところが、振り返ってみれば、三人とも四年制大学を出て、今では立派に親孝行をし、孫と一緒に暮らせる喜びも与えてくれています。このような幸せな老後が暮らせるのは、あのとき大学に出す決心をしたことが大きいと存じます。せがれどもはさほど年は離れておらず、上が四年制大学を希望したときは、下二人もすでに大学に憧れを持っており、一人出すなら三人と覚悟したものです。家計の苦しかった我が家ですから、教育ローンの利用は必須でした。ただし勿論、どこでも良いという訳ではなく、重要なのは選び方でございます。じっくり話を聞き、まずは教育ローンを利用してでも大学に出すべきか、出さざるべきか、また本当に返済できるかということも重要です。人生においては、物事への投資は非常に重要なことです。借りることは悪いことではありません。それは未来に投資すること。何よりもせがれの喜ぶ顔が見たい。夢を叶えてやりたい。そんなごく当たり前の親心が、当時の小生にもあったこと、それが今の幸せにつながっておるのだと存じます。