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分散投資で上手にリスクコントロール

投資状況を確認しているスマートフォン
投資を成功に導くには、リスクを上手にコントロールする必要があります。そのテクニックの1つが分散投資。投資の世界では、「卵は1つのカゴに盛るな」という言葉がよく使われます。つまり、いくつかに分けて投資するのがベストなのです。あなたがA社の株式に100万円投資したと仮定してみてください。A社が業績悪化によって倒産してしまったらその株式に価値がなくなり、当然投資した100万円も返ってきません。このとき、A社だけではなくB社、C社、D社の合計4社に25万円ずつ分けて投資していれば、A社が倒産しても75万円分は残ります。これが分散投資の考え方です。

分散投資にはいくつかの方法があります。

1:投資対象の分散

資産や銘柄を分散することでリスクを減らします。上手な分散投資のためにも、「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「商品(金など)」のように特性が似ている資産グループを知っておきましょう。外国株式と外国債券に関しては、投資対象が先進国や新興国かによっても大きく違ってきます。値動きが似ているグループ内で分散するのではなく、値動きが異なるものを組み合わせるのが基本です。

2:地域の分散

株式や債券、通貨において国や地域を分散することでリスクを減らします。為替相場の動きはそれぞれの国において異なり、相場の動向によってプラスにもマイナスにも転じます。国内だけではなく海外にまで目を向けることで、リスクを抑えることができます。

3:時間の分散

投資のタイミング(時間)を分散し、高値で投資するリスクを減らします。投資の基本は安値で買い、高値で売ること。高値のときにまとめて買ってしまうと、収益を上げるのは難しくなってしまいます。ですが、株式や為替相場の動きを確実に読み切ることはできません。そこでタイミングを分散し、数回に分けて投資をする方法が推奨されています。

自分で分散投資をするには、ある程度コツをつかまなくてはいけません。難しい場合は、プロの手を借りて分散投資ができるファンドラップの利用も検討してみましょう。ファンドラップは、投資目的やリスク許容度に応じて投資信託を適切に組み合わせて運用するサービスです。特に三井住友信託銀行のファンドラップは定期的に投資方針が見直せることもあり、リスクをコントロールしつつ運用できると評判です。投資にリスクはつきもの。ゼロにすることはできません。ですが、リスクを出来るだけ下げることはできます。かしこく投資していきましょう。